オブリビオンの紹介

 今日は、書きかけのFallout3のコラムをちょっと整形したものを公開してみることにする。

【バットでモヒカンを殴るお仕事】
 第3次世界大戦、核戦争後のキャピタルウェイストランド・アメリカ。
 食べ物・飲料水・思わぬところに潜んだホットスポットから降り注ぐ放射能を回避しながら、安全な水と食料を求めてアメリカ人の子孫は汚染された祖国を放浪する。
 核シェルターからの脱出後、荒廃した大地のあちこちに残る文明の痕跡やいびつに再生したコミュニティを放浪しながら、崩壊した小学校やスーパーマーケットの廃墟を拠点にしたモヒカン刈りのパンク野郎どもをバットで殴る世紀末のお仕事を開始する。
 日本版では核爆弾を崇める都市・メガトンの爆破ミッションの採用が見送られた。311以降だったら完全に世界的にアウトだったはずだ。

 さて、そんなフォールアウト3で真っ先にお世話になるのは、木製バットだ。ナイフや包丁ではちょっとリーチが足りないし、このキャピタルウェイストランドに似合うのは断然刃物よりも鈍器のほうだ。ライフルやピストルでこちらを狙うレイダー(モヒカンの連中)の後ろに回りこみ、渾身の力を込めて脳天にバットを叩き込む。木製バットの軽く頼りない打撃音が鳴り響き、レイダーは昇天。
 この後、レベルアップ時にブラッドメスというスキルを取ればPC版なら脳天が木っ端微塵に砕け散るゴア系大サービスシーンが始まる。日本の家庭用版では、このゴアをキャンセルするプログラムとブラッドメスがコンフリクトして、『死体が砕け散ったのに砕けてない』という矛盾した状態が発生する。
それが、いわゆる物体Xバグだ。名前の通り、肉片が砕け散ったのに砕け散ってないことになってるから、全部の破片が無理やりつながった遊星からの物体Xみたいになることがあるのだ。
 
 フォールアウト3は基本的に刃物は弱めに設定されていて、さらには敵のほとんどが飛び道具を持ってる関係から、よっぽどのこだわりでもなければ接近戦プレイは序盤で卒業することになる。でも、対人地雷を上手く設置して敵をおびき寄せたり、コッソリ近づいて手りゅう弾をスリ渡す(ピンを抜いて)なんていう手もある。
 
 武器のレシピを集めてオリジナルがらくた武器を作ることもできる。火炎放射器と合体した炎の剣シシカバブとか、熊のぬいぐるみでもガラクタでもなんでも弾にして撃ちだせるランチャーとかだ。その中でもひときわ気に入ってるのがレールウェイガンという武器で、レールガンではなく鉄道のレールを地面に固定するために使うごっつい鉄のクサビを撃ちだせるスグレモノだ。
 コレで敵の頭を撃つと、最高にハッピーな気分になれる。日本でもSteamでダウンロードできるので、このへんは是非PC版でプレイしてみてほしい。