レビュー、残1本

うはははははっ!
ついに、ついにここまできたのだ!

レビューするゲーム、残り1本!

これだけ書いたら、もうなんかの間違いで俺がどスランプに陥っても、事故にあっても無関係に本は出るというところまでは来た! と思う!

さーて、レビューすべき最後のゲームはビックカメラのレジ袋に包まれ、夕方に俺の手元に届いた。
俺に残されたページは3ページ。3ページ書いたら終われる……とも言えるけど、3ページしか書けないとも言えなくはない。

4ページ書いてみようかなー? まだ締め切りまでメタクソに時間が余った状態だから、最後のゲームをみっちりやり込みながら、他の原稿の直しでもしようかなー?
……とまあ、専業副業同人問わず、締め切りと文字数に苦しむ皆さんを嘲笑うためにこそ、締め切りは大幅に守るわけです。イエーイ! お前ら大変だねー!

祝杯代わりに、twitterで見かけて気になってた伊藤計劃の本大人買いしていたものを読む。
虐殺器官、沁みるわー!
評論評価は、他のサイトをご覧ください。

読後、もう伊藤計劃は、とっくに夭折していることを知る。
そして、入神の一作である虐殺器官は、初稿をわずか10日で仕上げていたことも。
著作が4冊しかないから集めやすいかな……という軽い気持ちで全部買ったわけですが、これはどう見ても大傑作!

伊藤計劃が生きてるうちに読まなくて良かった一作です。もしファンになった後で没したなんて知ったら絶望するから。
俺の耳に今まで入ってこなかったのは、もちろん俺のサボりもあるだろうけど、ある意味で運命の配慮かもな。

実質2年の活動期間に4冊の著作を残し、新星が墜ちてたのか。

まあ、アウトプット明けのインプットの時期の1冊目に、虐殺器官を読めたのは良かった。

つまり何が言いたいかというと……伊藤計劃は10日で虐殺器官を書いた、締め切りに追われてるおまえらにも神さえ降りれば逆転は可能! ……てこった。
俺もかつてはショボいながらも神が降りるタイプだったけど、また小手先に頼らず降ろしてみるかな、神を! そういう気持ちになれた。
酒も飲んでないのにこのテンションになれるのはホントひさしぶりだ! これだから本はいい!

虐殺器官は、酒なんかよりはるかに俺の脳天に沁みた!
もし締め切りに追われて行き詰まってるなら、読んでみることをオススメする!