改めて超クソゲー秘話 その1

昨日の22日は、USTREAMで超クソゲー3発売記念配信があった。
そこで、超クソゲーシリーズと同じ名前を冠した某DVDのネタが、ほんのちょっとだけ触れられていた。
 
実は触れられたのはほんの一瞬で聞き逃すレベルのちょっとだけだが、意味は超デカかった。
 
クソゲーシリーズは、というかクソゲーハンターの面子がらみの本は常に、2冊目以降は出版社サイドの営業さん側からの書店様サイドからの要望から上がって来るパターンが多い。
もちろん続編には1冊目というのがあり、ライターが持ち込むこともあるけど、各々の担当編集者が企画することが多い。その自分で考えたりライターから持ち込まれたり一緒に考えたりしながら1冊目の企画を通すのが、それぞれの編集者の力量だ。(通るまでよく練りこんだものだな、と感心する)
クソゲーシリーズ(太田出版) …… クソゲーの本なんて売れるのかね? ⇒ クソゲーは手付かずの金鉱脈だ!
僕たちの好きなTVゲームシリーズ(宝島社) …… ファミコンのゲーム? いまどき省みるヤツいんの? ⇒ レトロゲームはガチガチの鉄板だよな!
PC−9801伝説シリーズ(アスキー) …… 9801っすか、NECの? さすがにこれはないでしょ ⇒ 3000円の本に再販がかかるなんて……(これは、森瀬繚氏・多根清史氏&編集さんの功績)
 
……さて、実は超クソゲー3ってのはContinueという雑誌がある限り復刊が困難な案件だった。だってContinueが、超クソゲーの延長線上にあったから、本家を出すのは大変難しかった。
しかし、そんなお家事情を湾曲させるほどの事件が起きたわけだ。同タイトルかつ無関係の、あるDVD。
 
法的に対抗できないことを早期に察知した法務は、放置が最善と判断した。(実際は、出来ないこともなかったらしいが)
 
俺も、どうせ売れないと判断してニヤニヤしていたぐらいだ。なんせ個人的に謹慎中で、連載コラム以外は全部断ってる状態だったから。
でも、どうしても許せないヤツがいて、牙指令を出した。今回の超クソゲー3は、実はその怒れる何者かが撃鉄をあげたと言うことに過ぎないんだよな。