完全ひきこもりマニュアルについて

Twitterで「安心ひきこもりライフ」(太田出版)の著者・勝山実氏から超クソゲー3についてのリプライは頂くし、そもそも東京の書店では本来ならば明日あたりが公式フライング発売開始のはずと聞いていたのにもう既にフライング販売していただいている書店さんもあるということで、本来ならば超クソゲー3についての日記にすべきかもしれない。
 
……んだけど、ほとんどの人まだ手に入れて無いじゃん!
かりに今日の昼休みに最速でフラゲした人でも、読んでる最中じゃん!
 
……というわけで、引きこもり書籍の勝山氏からのリプライで、自分も昔引きこもりについての本に参加したことを思い出したので、それについて書くことにする。
でもこの本については、ついさっきまで書いたことすら忘れてたレベルなので、半分以上が記憶違いの事実誤認でも勘弁してほしい。
 
さてこの本、今は亡き英知出版の担当編集者から
「こんど引きこもりの本を出すので、イキのいい引きこもりがどっかにいないですかね」
という相談を受けたことから始まった。んで文章の書ける引きこもりといえば現在は美少女ゲームシナリオライターライトノベル作家として有名な桑島由一氏が、引きこもりの第一人者として俺の中では有名人だった。
「だったら由一かなぁ……」
ということで紹介したら終わると思っていたんだけど、いつの間にか出版企画書の中に俺の名前も書かれていた。
 
まあ、ライターなんて仕事の内容柄プロの引きこもりじゃないですか、という今考えたらどう考えても遠まわしにディスられてる説得を受け入れ、俺も執筆に参加。
さてタイトルからして「完全自殺マニュアル」からのイタダキであるこの書籍、最初は仮タイトルだったのであまり気にしていなかった。まさかそのまま発売されるとは思っていなかった。
 
で、5人ほどいたメインライターのうち、リアルで引きこもり経験があるのが由一とメインの人だけだった。
あとの3人は、どう考えても俺含めてオモシロ系のライターだ。しかも編集者自体がコンビニ売りのパソコン雑誌で「外人が描いたヘタクソなアニメ絵特集」とかエロライトノベル雑誌で「独占インタビュー:『精子」とかいうページを作るバカだったので、俺もその調子で書けばいいと思って「食べられる雑草を探す」とか「災害時に限界まで家から出ない方法」とか「絶対バレない! 無職のごまかしかた」というような、本当にロクでもない原稿を大喜びで書いていたように記憶している。
 
さてこの編集者、版権フリー素材を加工してとんでもないバカな挿絵を自作するという一般的には理解しがたい芸術的な能力もあったので、やる気の無い画風のトンデモイラストが満載で俺は面白かった。
 
どっかの古本屋で10円とか20円で売ってると思うので、もしよかったら探してみてください。超見つけにくいと思うけどな。
PS
勝山氏からの通報により、どうやら俺が関わったほうの本のタイトルは
引きこもりマニュアル―惰生活を愉快に営む方法
だったようです。いつの間に『完全』が取れてたんだろう。